2017年11月3日金曜日

王子駅を3階に移動、駅の下にオープンデッキを東西に設ける 飛鳥山公園トンネル



王子駅周辺まちづくりグランドデザイン 歩行者の回遊性阻害 対策案 


(目的
王子駅周辺には、飛鳥山公園や音無親水公園、王子神社といった自然歴史文化施設と街が隣接しており、他の都市にはない豊かな環境を備えているという特徴があります。
しかしながら、王子駅周辺は幹線道路、JR、地下鉄、都電、石神井川が交差するために歩行者の移動が阻害される問題があり、前記特徴を充分に活用できていませんでした。
 本テーマは、この問題を解決するもので、JRの協力を得て、バリアフリーの歩行者専用通路としてのオープンデッキを駅の下側に設けることで、駅周辺の各施設へ自由に行き来出るようにしました。これによって、王子周辺の豊かな環境を街と一体化して活用することで、多くの人を引き付ける街づくりができることを願います。

(オープンデッキ具体案)
JRの協力を得て明治通りを横断するJRガード橋(東北線高崎線、京浜東北線)とJR王子駅ホームを2階から3階の高さに移動する。
王子駅東側にある2階の高さの歩道橋を広場としてのオープンデッキに変えて、王子駅の下にバリアフリーのオープンデッキを通して駅東側と西側とを結ぶ。
このオープンデッキにはJR王子駅新設2階改札口(北口、中央口)と、飛鳥山口、音無親水公園出口と、新北区役所口と、バス停への降り口も設け、都電口、南北線口、北ぴあ口、駅前広場に隣接する東武ストアーなどの商業施設や銀行等と連結する。

王子駅北口と中央口がバリアフリーで結ばれ駅エレベータやエスカレータの利用が簡単になる。
オープンデッキの昇降口は基本的に老人にやさしいエスカレータとする。
アスカルゴの地上駅はオープンデッキ階に移動する。
オープンデッキのうち駅前広場の部分を地上で支える支柱およびクイは、地下に地下鉄南北線王子駅があるので、クイの位置をよく確認します。
オープンデッキや周辺ビルのデザインは別途検討する。

(駅前広場の上のデッキは幅の狭い通路状のデッキではなく、駅前広場全体を覆うオープンデッキにする)
駅前にデッキを設けるときは幅の狭い通路状のデッキにすることが一般的です。車道と歩道を分離して駅に最短で行くことが目的だからです。
しかしながら、王子駅の場合は通路としてのデッキではなく広場全体を覆うオープンデッキにするほうがメリットが高いのです。緑あふれるオープンカフェを作ったり、選挙で首相が演説に来ることを期待することはもちろんですが・・・。
理由1:駅前広場内に多くの出入り口を設ける必要があるため、オープンデッキにしたほうが通行しやすい。例えば、JR改札口、新北区役所口と、複数のバス停降口、都電口、南北線口、北とぴあ口、駅前広場に隣接する各商業連絡口、特にサンスクエア前は独自に広場を設けるでしょう
理由2:大震災や大洪水のときに高台に避難する人々にたいして、水没しないオープンデッキがあれば数千人が一時的に避難でき、順次飛鳥山や音無親水公園に避難できます。また、けが人がいる場合には、隣接する新北区役所に備えた救急用品やテントでけが人を救護できる。避難者が新北区役所に殺到して混乱することを避けることができます。
理由3:お花見など飛鳥山公園や音無親水公園で数多く行われるイベントや、王子神社の王子田楽、きつね祭りなど年末年始の行事でたくさんの人々が王子駅前を利用します。
 クリスマスの時はイルミネーションを駅周辺の回廊、即ち、駅前広場⇒オープンデッキ⇒飛鳥山公園⇒新歩道橋⇒音無親水公園⇒オープンデッキの回廊に沿って飾り付けることで名物になります。
王子駅前広場が通路としてのデッキではなく、オープンデッキにしてあれば、ここでもふさわしい巨大モニュメントで飾りつけして歓迎イベントを開くことで盛り上げることができ、さらに駅周辺の飲食店にも人の流れができるので、結果として王子駅周辺が盛り上がる相乗効果が期待でき、投資が投資を呼び、ますます人が集まり、人気の王子に発展すると考えます。オープンデッキは王子発展のミソです。
渋沢栄一氏が製紙会社を王子に作ったおかげで造幣局や印刷会社など次々と設立され、投資が蓄積されて、王子が農村から東洋一の町に発展しました。渋沢氏は飛鳥山に住んで大満足だったろうと想像します。
王子駅前にオープンデッキを作り、新歩道橋を作り、飛鳥山公園を整備して周辺の飲食店を絡めるイベントを盛大に行うことで街がどんどん発展していく姿をぜひ眺めようではありませんか。
さらに、十条の商店街や赤羽の飲食店街にも人が流れるようにインフラ整備できたらいいですね。

(バス停やタクシー乗り場の問題)
駅前広場に一般車が送迎用に一時停止できる場所がないため、駅前広場にあるバス降者用駐車場を駅前広場の手前の道路上に移動して、このバス降者用駐車場を一般車が送迎できる場所にします。
また、駅前広場に広いタクシーの駐車スペースがありますが、一般車も駐車できるように見直します。
池袋行のバス停が日高屋前とモスバーガー前に分かれているために、直ぐに発車するバスに乗れないことがありました。そこでモスバーガー前のバス停を日高屋前に移動すると共に北本通りから王子駅に向かうルートを王子警察署前の交差点でアンダーパスで左折して溝田橋交差点から王子駅に向かうようにすることで解決できます。

(駐輪場、駐車場の増設)
王子駅周辺では自転車置き場が足りません。
自転車の利用者はバス利用の人よりも買い物をたくさん運ぶことができるので、赤羽の商店街を見るまでもなく自転車置き場を増やすことは商店の売り上げ向上に役立ちます。駅前の三角公園や再開発ビルの一階に自転車置き場の設置をお願いしたいと考えます。
駐車場も足りません。三角公園や再開発ビルの地下に設置をお願いしたいと考えます。

(JR施設)
JR駅改札口を2階に設置するのに伴い、JRアトレやJRスポーツジム「ジェクサー」を誘致します
 
(王子駅のホームを拡幅する)
JR王子駅を3階に上昇させるときにJR王子駅のホームを拡幅する。
南北線が開通して乗降客が増加してホームが狭くなっています。エレベータも中央口しか設置されていません。また王子駅にホームドアを付けるとホームがさらに狭くなる問題があります。
そこで、王子駅には廃線になった北王子線の線路があるので、この線路跡地の上3階に京浜東北線上り線路を移設してホームを拡幅できます。


(オープンデッキ飛鳥山口から飛鳥山交差点に抜ける桜トンネルを飛鳥山に設ける)

オープンデッキ飛鳥山口から明治通りに沿って飛鳥山交差点方向にオープンデッキの歩道を設けてもアスカルゴを回避するため道幅が狭く、大回りになる問題があります。
また、JR王子駅南口から歩道橋でJRを超えて、飛鳥山公園内を突っ切って飛鳥山交差点に行くこともできますが、多くの階段があり、エレベータやエスカレータもなくバリアフリーではない問題がありました。
そこで、オープンデッキ飛鳥山口から飛鳥山交差点に直接抜ける桜トンネルを飛鳥山に設けることが考えられます。
これによって、歩行者は大変便利に安全なります。自転車は降りて歩きます。

また、トンネル途中に飛鳥山公園内の出入口(2か所)を設けることで、現状王子駅から山道のように狭くて暗い散策路を通らずに飛鳥山公園内に直接出られるので安心です。
この公園内の出入口にエレベータを併設するとアスカルゴが不要になります。トンネル完成は10-20年先ですが、アスカルゴの残り耐用年数とメンテ費用を比較すべきです。

さらに、現在明治通りの両側にある歩道のうち、飛鳥山側の歩道は公園内トンネルがあるので不要となり撤去します。その代りに音無親水公園側の歩道を拡幅すれば、新歩道橋完成によってお花見シーズン中に歩行者が増加しても対応することができます。

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